妊娠中は、自分だけでなくお腹の赤ちゃんのためにも、バランスよく栄養を取ることが大切です。だからこそ、サプリメントも自分の判断だけで取るということには注意が必要ですね。まずは、商品の容器や、メーカーのホームページに注意書きが無いか探し、飲んでも問題がないかしっかりと調べることが大切です。
ただ、注意すべきは、実はコラーゲンそのものよりも、一緒に配合されている美容成分の方です。特に妊娠中・授乳中の時に気をつけたいのが「大豆イソフラボン」という成分です。この成分については以下の様な記述がありました。
大豆イソフラボンの過剰摂取が、人の胎児や新生児に及ぼす影響は明確には分かっていませんが、動物を使った実験では、卵巣や精巣といった生殖器官に対して有害作用が報告されています。そのため食品安全委員会では、妊婦や乳幼児、小児などが、特定保健用食品として普段の食事に追加して大豆イソフラボンを摂取することを推奨していません。(06/02/16日経BP)
大豆イソフラボンの影響について、はっきりしたことは分かっていないとはいえ、大切な赤ちゃんのためにも、この成分を配合したものは摂取しない方が良さそうですね。実際、大豆イソフラボンが入っているフラコラEXの容器には「妊娠中・授乳中の方は摂取しないでください」との注意書きがあります。
コラーゲンサプリメントの多くには、摂取する場合の注意として「心配な場合はかかりつけの医師に相談してください」という一文が添えられていますが、仮にお腹の中の赤ちゃんに対するコラーゲンサプリメントの影響がゼロだったとしても、生まれてきた子どもに何か(アレルギーや障害など)あれば、誰でも妊娠中に摂取していた飲食物や抱えていた悩み、ストレスなどの影響を疑いますよね。ですので、絶対に安全な商品であっても、メーカーはそのようなリスクを回避するために、医師への相談を勧めているという側面もあるのです。
■調査目的/通販型コラーゲンの調査■調査方法/インターネットリサーチ■調査地域/全国
■調査対象 Ameba会員■母集団/2661名■有効回答数/2661サンプル
■実施期間/2014年4月31日~2014年5月7日■調査企画・設計/株式会社サイバーエージェント アメーバ事業部